デザインイデオロギーの時代

お茶の時間に建築史をもっと学ばないといけないという話になって、それをその時代のイデオロギーとか社会経済背景と絡めて語れるようになろうという話で、ところで現代のイデオロギーはという話になったときに「デザイン」という言葉がいまイデオロギーになっているのではないかと盛り上がる。
そもそもイデオロギーとは疑う余地をつくらない部分であって、今なら「かっこいいデザイン」という言葉はモノに対してそれ以上の疑う余地をつくらせない社会になっているというそういうことだ。
実物を見ていないから何とも言い難いけどヨコミゾマコトの新富弘美術館などはまさにそういう例だと僕は思って、「エコ」も最近はイデオロギー化している塚さんは言うけど、それこそはイデオロギーとしてしか機能し得ないモノだと思った。
とにかく話している内に一発アイデア的な今のデザインイデオロギー(表参道派)に僕はアレルギーを感じるようになって、とは言えアトリエワンのような部分をまとめきらない設計の下手な学部2年生みたいなのにも反吐がでそう。