江戸川花火大会

浴衣の女の子にもまれながら新橋から市川へ向かう。
去年は見なかったけど例年楽しみにしている江戸川花火大会を、今年は連れ添う女の子もいないので、兄の嫁の実家の、例年とは対岸にあたる土手でみる。
普段は静かな河川敷がこの日ばかりは青と緑のシートに覆われて、そこにびっしり人が張り付いている。
今年は夕日が正面に沈んでいくのがきれいだった。
カウントダウンとともに、花火が壁のようになって目の前に現れる。
闇が一瞬真昼のような明るさに吹き飛ばされる。
江戸川の醍醐味。
毎年この花火を見ると僕はこれだけたくさんの火薬を人々の笑顔のために使えるこの国のことを少し誇らしげに思い、同時に平和であることに感謝し、缶ビールを1.5リットル空ける。
爆音とともに幸せな夏のひととき。

終了と同時に駅へ向かい藤が丘の留学生パーティーへ。
久々に死にそうなほどに踊る。
最近は基本的に高い外国人のテンションに負けていない気がする。
だから日本人と思われない。