休日出張

crz_joe2006-01-08

お施主さんに会いに和歌山に飛ぶ日曜の朝。
朝日が昇る頃に家を出ると、冬の澄み切った空気が世界をいつもよりくっきりと映し出している気がする。
と思っていたのが、羽田についてメガネを外したときに気づくカラクリ。
世界でなくて変わっていた僕の視力。
でもつまりそれは世界というものは所詮僕らの脳の中にしか存在しないということなのだ。
だから世界はひとつじゃないし君と僕が見ている世界は同じではない。
とにかくメガネ2日目の澄み切った世界は、
冬空から見下ろす東京を非常に細かいピクセルまでつくりこんでいて
それはよくできたミニチュアのようで、さらに上がるとリシンを吹きつけたテクスチャのようになって
それでも巨大な都市を形作る詳細なピースが
昨日以降僕の世界の中には存在するようになった。