2006-01-08 DICE/千葉学 建築 分かりやすい構成が少しずつずれていることがこの建築に非常にたくさんのシーンを与えていて、 自ら設定した「枠組み」からの逸脱の仕方が絶妙に思える。 家の中から自分の家が見える経験も非常に楽しい。 居間にいるとキッチンや風呂が収納と一緒にまとまった黒いボリュームの内側が見えたり、 外側が見えたり、外側が家の外に見えたりするのだ。 これを見て僕は自分の興味の裏側がはっきり分かった気がして、 それはつまり、ある種の「枠組み」と「枠組み」からの逸脱が同時に表現されているようなものに 僕は興味があるのだ。