しょっぱいドライブ/大道珠貴

しょっぱいドライブ
20代後半の女の子と老人の関係を描いた芥川賞受賞作。
情景の描写と心情の描写が文章としてフラットにつづいていく。
つづいていくから、考えていることにそんなに意味がないように見えていって
ゆるく常識を逸していく辺りの感覚あたりとても面白い。
そもそも情景だって誰か別の人の話したことだって
自分の脳が受け取って感じていることだから
考えたこと思ったこととの差ってあまりないよなと
思ったのだが、内容としてはかなり自堕落あまり好きでないタイプ。