森山邸/西沢立衛

打ち合わせが夜に延びたのでチャリでひとっ走り紀伊国屋まで行って新建築を買う。
先週の土曜にボスが見てきたらしいけど
収納がないので殆どtokyo styleのようになっているとか、
なるほど図面にもちゃんと雑貨が描いてある。
それにしてもハウスアンドアトリエワンもそうだけど、
いたれりつくせりでないことによって何が起こるかみんなどんどん試している感じ、
見ていて元気になる。
「原則」と呼ばれる形式性を与えることでスタディをステディにしているところは相変わらず見事で、
うちのボスはこれで「ルール」を語れなくなった。被りすぎ。
「ルール」でなくて「仕様」というのはどうだろうか。
やっぱり大手事務所あがりの人なりの特異なデザインの決まり方をもっているところ
グロピウス的なボスの魅力な気がしている。