2006-02-18 太陽の帝国/スティーブン・スピルバーグ 映画 何故だか全く見たことがなかったのをジジェクの本に引用があったのをきっかけに頑張って夜更かししてみる。 でもそうやって新しい視点をもってものを見ることでそこに隠された象徴性に気づくのは非常に楽しくて、主人公である裕福な家庭の息子ジェイミーが突然巻き込まれた戦争と捕虜生活体験を通じてものの見方が変わっていく中、その旅の終着点のように現れたかつての生活品にあふれたスタジアム空間の体験における壮絶さが本当に美しいシーンとして描かれている。映画ってここまでできるんだなとしみじみ感動する。