CORPORATION/マーク・アクバー

ザ・コーポレーション [DVD]
ジャケ借り。“企業”を利益のためなら搾取し破壊し戦争を誘発するという一側面から描いたドキュメンタリー。高度資本主義社会が民主主義を食いつぶそうとしている構図が誇張されている。最終的なオチを楽しみに頑張って見てたら結局デモを起こして民主主義を取り戻そうってなことでかなりがっかりしたけど、僕がこれをもう少し若いときに見てたら広告代理店に就職しようと思うだろうな。そしてもっと積極的に新しい企業イメージや新しいライフスタイルをふれて回る。それですげー些細なこと、たとえば会社まで自転車で行ったら目が真っ赤にならないような社会とかのために情報操作をはりきってみたりしたい。


でもこれを見て気づいたけど、僕は日々仕事をする中でマーケットの獲得とか会社の利益のことなんか全く考えていない。考えていることといえば、どうしたらもっとこの仕事やこの仕事の周りの人間が楽しくなれるかとかそんなことで、それはおそらく建築家という人間が社会の中で労働力に見合う評価を受けていない理由なのだろう。