シティ・オヴ・グラス/ポール・オースター

シティ・オヴ・グラス (角川文庫)
処女作。探偵小説のようにして始まり、どこまでも深い闇に落ちていくストーリー。一端読者に提示したあらゆる欲求を最後まで裏切り続けるようなそんな展開。ニューヨークの格子状の都市の構造の中でどこまでもアノニマスな存在になっていく孤独感がたまらない。