デフォルメされるローカリティ/千葉学講演会

crz_joe2006-12-12

ギャラ間展覧会と共催のボスの講演会に事務所総出で向かう。“そこにしかない”ことと“形式”の間を行き交う思考について。“そこにしかない”ことには敷地の条件からプログラムからお施主さんの細かい要望まで含まれていて、それを常に曖昧にしたまま話が決まっていくのが勿体ないという印象を受ける。そういう状態のまま説明されると、具体的な敷地の条件を語るときにボスの中でそれがものすごく簡潔に抽象化されていたことにふと気づく。例えば林、山の裾野、住宅密集地、etc。そこに実際にある細かい条件の差には目をつぶって分かりやすさを取り出すひと言政策。善し悪し。