藤村龍至展「プロセスの設計」オープニングパーティ/prismic garalley

予想通り満員電車状態のギャラリー。いろいろな知り合いに挨拶をしつつ
藤村さんの作品解説を聞く。
いろいろなことが工学理論的に決まっていくというプロセスを見せていく。


何が伝えたいことなのかよく分からなかったので
その後少し議論をふっかけてみると、実際の社会は工学的理論の上に成り立っているところが多いのに
そういうのを無視して表層的にものをつくる今の建築家のあり方に批判的になって
工学的設計理論をアイロニカルに突き詰める「批判的工学主義の実践」なのだと
藤村さんは語ってくれた。なるほど。いやまあ藤村さんらしい。。

ちなみに所員の立場からすると、工学的理論に基づいてどんどん進めていくと
そもそも何がやりたかったか不明瞭になるわけで
うちのボスなんかはそういう風にものが決まっていく状態を情緒的として切り捨てる。
所員としては工学理論的にはこうなんだもんとか思うけどそういうところは
理不尽にダメ出しをされて、仕方なくそういう問題を積極的に解決できる方法を死ぬ思いで探すわけで
そういうのが所長の役割だと思っていたところだったので結構衝撃的。。


まあでも都市の問題とか大きな問題に積極的にしていこうとする藤村さんの姿勢は
個人的には支持したいと思う。