アーキテクト・カフェ

いい所にあるのに多分全然知られていない汐留にあるイタリア広場。これに面したビルの1Fにアーキテクト・カフェという名前のレストランを見つけて入ってみると、レストランと家具のショールームが一体となっていて驚く。レストランの外周部にそれぞれキッチンやリビング、浴室に客間などに見立てられたショールーム空間があって、飯の合間にふらふらとできるのだが、リビングのソファに座ったところで全然落ち着く感じがしないし、キッチンのショールームの横で普通に家族が食事をしているのを見ると、他人の家庭をのぞいてしまったみたいでものすごく居心地が悪い。今までみたことのない感じでプライベートとパブリックが混在していることによるこの居心地の悪さは、単に家具屋のソファに座っているのと比べても格段に上で、リビングやダイニングが都市の広場に投げ出されているみたいな状態。