鉄の家/隈事務所

塚研の1コ上hrbys氏担当物件。鉄道好きのH教授の自邸で、デッキプレートが外装+構造になっているのだが、まずすごいのが何より全然住宅らしからぬ場所に建っているところ。
細長いボリュームの幅が電車のそれによって決まっていたりするのだが、もっと鉄道的空間体験の問題として、たとえば建物の入り方やボリューム先端部分の取り扱いなど、敷地との関係を始めとしたいろいろな問題がクリアできていればもっとよかったと思う。
もしくは単にテツを鉄道好きとして括るのではなく、鉄道模型が好きなお施主さんの俯瞰的なテツの視線みたいなものが建築に表れていればもっとすごかった。