選挙とメディアの機能不全

crz_joe2007-04-23

このまえの都知事選で勝ったと分かるやいなや反省の色はどこへやらの石原慎太郎に対し、投票した人のもっとも多い理由が「人柄」というのにも相当なアイロニーを感じたが、今度はプリティ長嶋が市議会議員にトップ当選したというのを聞いて、これはもうメディアと政治の機能不全以外の何者でもないという感じがする。
そもそも毎日終電まで仕事してると、もう全く選挙活動も見ないし何を基準に判断すればいいか全く分からない状態になるが、元々告示されてしまうと公正を期すためにネットでもテレビでも候補者の声は載っかってこないという状態にあるけれど、都知事選ならまだしも区議会議員の情報なんてテレビでは絶対やらないワケだし、ネット上で簡単に見つかるところにもなかなか情報はない。
そうするともはや選挙なんて一種の祝祭的行事にしかならなくって、ましてやそこに本質的な民意など到底あるとは思えない。
もうプリティに投票するくらいなら、ネット上でいろいろな法案をワンクリックで可決か否決か選べる方がまだ民意が反映されている気がするけど、もうちょっとネット上のセキュリティがしっかりしたらそういう時代になるのだろうか。