利用する側のリテラシー

留学時代の友人のGユtzとライブ前に一杯ということで飲む。Gユtzは今商業テナントの出店閉店についてのコンサル会社で仕事をしていて、簡単に言うと、閉店したいオーナーと開店したいオーナーを両方見付けてくることでテナントビルを真っ新に戻す費用を削減するという非常にエコなおしごと。
そういう仕事をしていると、都市の使い方についてのリテラシーは上がるみたい。ここだとこういう飲食は流行るとか美容室は無理だとかそういう話。
面白かったのは、飲食系で人気があるのは家賃の高い大通り沿いではなく、一本裏通りだそうで、考えてみるとなるほどと思う。ひとつのお店の影響力ってかなり強いみたいで流動的だという話だけど、ある種の地価と違う勾配があるのかも、と思う。


ところで、こういう情報をうまく扱った仕事ってどこまで「Web2.0化」できるんだろうか。コンサルみたいな上位概念の存在なしに、閉店したい人開店したい人が勝手に情報を開示して、交換して街を自由に使えるようになったりするようにできるのだろうかとふと思う。実際には不動産関係の法律とか専門的な分野が多いから無理でこういう業種は存続していくのだろうけど、いずれネットワークを大前提にした、言ってみれば共産的資本主義社会みたいなのが来れば、あらゆる法律も使い勝手がよいように改善されていって、もっといろいろなことが簡単にできる社会が来るかもしれない。。。とか楽観主義の極みか。