マンガの時代 手塚治虫からエヴァンゲリオンまで(展覧会図録)

crz_joe2008-01-09

東京都現代美術館で開催されていた展覧会図録を図書館で発見して借りる。
マンガをハイカルチャーとして分析していて、
マンガにおけるヒーロー像やSFの扱うテーマが時代と共にどう変わっていったか
表現方法がどう変わっていったかが
カテゴライズされて並んでいてとても面白い。


最近skriの影響もあって本屋に行くたびに必ずマンガの新書をチェックして
だいたい月に2冊くらいは買うものがあるような生活になってきていて
個人的にはそれってだいぶCD屋をめぐる感覚に近い。


そうしたとき不便なのはカテゴライズの不在。
CDなら同じジャンルのCDがひとつの試聴器に並んでいたり、
細かいカテゴライズごとに棚になっていたりするのに
マンガは間違いなく、雑誌と出版社によってカテゴライズされてしまう。


最近1話だけ読める抜き刷りみたいなのも見たことがあるけど、
マンガをこの国の秀でた文化とするには
ちゃんとカテゴライズする体制があるべきだと思う。