LIVE ROUND ABOUT JOURNAL@INAX GINZA

塚本研の先輩である藤村龍至さんの主催。
http://www.round-about.org/
若手の建築家たちを集めて、今考えていることを発表してもらい、
失われてしまった「大きな物語」への再接点を模索しながら議論するイベント。


私的な興味の追求に建築家の職能が終わってしまうことのないようにする姿勢は
僕はものすごく共感の出来るところ。


ただ、建築家の恣意性を否定したり、
コンピューターアルゴリズムの導入によって
経済と理想的な都市を結びつけられるという主張は、僕自身今ひとつ納得がいかなかったが
柄沢祐輔さんの非ユークリッド幾何学に対する熱のこもった流暢な説明がツボ。


つまらない用のせいで最後まで聞けなかったのが本当に残念。
これを「閉じている」と思われた方も多いかもしれないけど
どんなジャンルでも専門性が伴えば「閉じている」印象になるのは当たり前のことで
そう思うと「閉じている」という指摘には自己矛盾性が伴う。


質はどうであれ熱のあるイベント。
久々にたくさんの議論を耳にして楽しかった。