イン7が7 カトマンドゥ→デリー→ジョードプル

フロントに目覚ましを借りたのにも関わらず結局不安でろくに眠れず、何とか6時には支度をしホテルを出る。同じ便だからと旅行会社を通じて知り合ったカオさんとタクシーを相乗りし、空港へ向かう。空港は電気がないせいなのか暗かったがその分朝焼けはきれいだった。飛行機からは街から見えなかったヒマラヤがハッキリと見えた。




デリーにつくと最初に来たときよりも印象がよく、確かに近代化は進んでいるのかもしれないと思う。オールド・デリー駅に地下鉄で移動し、ホームに座り込んで電車5715を待つ。電車が時間通りに来ないためホームでアナウンスが流れるので番号を覚えておく必要があった。5715来ない子と僕は覚えた。
電車を待つ間に話しかけてきた青年は日本がどこにあるか、アジアなのかヨーロッパなのかも知らなかった。僕はソニートヨタだホンダだと丁寧に教える。おまえの国はフリーセックスだというのは本当かと聞くから、そんなのは男の幻想にしか過ぎないと教えてあげた。


ネパールの遅いインターネットで苦労してチケットをとった鉄道5715(来ない子)は結論から言うと本当に来なかった。
ボードには2時間遅れと出ており、2時間待ったが来ず、いつの間にかホームが変わったのではないかと思い窓口で確認したが変わってないと嘘を教えられ辛抱強く3時間待ってもう一度窓口で確認し、5715はどうなったと聞くと2番線に変わったから急げと言われるがホームに行っても後の祭り。


仕方なく目的地のアルワールを諦めその日のうちに移動出来る夜行を探す。1時間後の夜行がジョードプルにちょうど6時半に着くというのでそれに乗ることにした。結局1日のほとんどを移動に費やす。思い通りに行かないのが旅だということに改めて気づく。あとは与えられた状況をいかに楽しむかなのだ。
そういえば最近はなんでも思い通りになっていたように思う。まだまだ若いのにやれやれだ。