郡上八幡

ウェットさがいい。水の流れがある町。
インドの町はどこもドブがあってあれはあれで流れがある町といえるけど、ドイツのフライブルクが同じように水の流れが町の構造の大きな一端を担っていたのを思い出す。単に水の流れがあるというだけでなくその流れと建物の微妙な隙間が非常にウェット。家によって龍のひげが植えられていたり鉢植えがあったりする。こういう余剰空間にウェットさを持ち込めるようにデザインすることの方がより俯瞰的だと思った。ましてや都市計画レベルの話になったら、都市計画なんて水の流れをデザインするくらいで十分なんじゃないかと思わせる。自転車に乗ると自分が水になったかのように低いほうへと転がっていく。