八丈島

3日間の夏休みを2日抑えるために前日夜発の船の時間まで必死に働いて、竹芝桟橋まで自転車をこぎ、そこで自転車を袋につめて船に乗り込む。
缶ビールを2本開けるとあっという間に睡魔が襲ってきて、目覚めて甲板に出るともう島が近かった。
1周およそ60キロの島でのんびり自転車をこいだり海で泳いだりしようというのが今回の狙い。
ところがこぎ始めていきなりその目論見はもろく崩れ去る。

八丈島はまさにひょうたん島のようになっていて両側に800m程の山がそびえ立っている。
とは言え、山のすそ野の海岸沿いをぐるっと走るから大丈夫だろうと思っていたが
走り始めるととにかく 激坂。
その上暑いので汗だくで目に汗がしみる。


とは言え車もほとんど通らず、道もすごく舗装がキレイで走りやすい。
緑の中を汗だくで登って一息ついて、海を見下ろしながら滑り降りると最高に気持ちがいい。


と喜んでいたのは最初の一山ふた山で、とにかく平坦がなく起伏に富んだ道に
終いには下り坂に対して恐怖を覚える。(また登るから)

ひょうたんの真ん中部分が街になっていて
しかしその大半は空港に占拠されている不思議な島。
ここという歓楽街もなく、コンビニは1件もなく
とても東京都とは思えないのどかさがある。
台風が多いからなのかそもそも平地が少ないための高低差処理のためか
石垣があちこちに見られてしかも玉石をつかった石垣がかわいい。

ビールとご飯が最高に美味い、合宿的な旅の楽しみ。