液晶絵画 Still/Motion@写真美術館

crz_joe2008-09-27

土曜早朝展覧会。
写真美術館なのにビデオアートかって疑問に思いながら入る。
でもビル・ヴィオラから何が違うの?
ってずっとぶつぶついいながら見て回る。


まず目に止まったのはサム・テイラー=ウッドの静物画のような液晶絵画。
テーブルの皿に盛られた果物が少しずつかびて腐っていく刹那。
改めてビデオアートが時間をテーマにしていることを目の当たりにする。


そしてすごくよかったのが森村泰昌の「フェルメール研究」
と題された空間とビデオのインスタレーション
フェルメールが絵を描いた部屋が空間に再現されていて
その部屋にある額がビデオインスタレーションのフレームになっているのだけど
フェルメールに扮した人がその空間の中でひたすら絵を描いてる。
もう空間と時間が入れ子になっていて頭をぐらぐらとゆすってくる感じ。


ビル・ヴィオラ先生の作品もあったのだけど
やっぱり圧巻でした。
30年も昔の作品なのに圧倒的に群を抜いている。


ブライアン・イーノ先生も面白かった。
収穫の多い展覧会。