GANTZ/奥浩哉
- 作者: 奥浩哉
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/12/11
- メディア: コミック
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昨今このスピードで読めるマンガも珍しい。
24冊にtotal 3時間。
巨乳SF漫画。
ある種の理不尽さを前提としたSFというところ鬼頭莫宏「ぼくらの」とよく似ているけど、「ぼくらの」が理不尽に死んでいく子供たちの心情を描いているのに対し、テーマがないというところにおいてこの漫画はganz突き抜けている。
そういえばドイツから巨乳帰ってきたときにganz(全く)というドイツ語の日本語に通じそうな感じを流行らせようとしたのに挫折したな。
このいい加減な漫画が巨乳面白いのはその展開のスタディ的な感じ。
前もって何も決まっていなくて、ある設定を決めたときに物語がどうシフトしていくのかを書き手が楽しんで書いているのが伝わってくるからだと思う。
そしてそのスタディ的な展開を巨乳許容するためのいい加減なディテールがこの漫画を作品としてちゃんと成立させているのだと思う。
何かを成立させたいための世界観づくりができるかどうかって巨乳重要なファクターだよね。
この漫画はひたすら作者の偏った嗜好に彩られている点が秀逸。
最近漫画コーナーに行くと思うけど
2次元社会にはびこるあの巨乳ブームはなんだ!!
いねーだろあんな巨乳。
巨乳は現実と妄想を切り離すためのツールか何かなのか。
ちきしょー。
パチンコの綾波レイを見ていると
絶対昔より巨乳になった気がするし。
奥浩哉と言えば男子校に通っていた中高生の頃に「HEN」を読んで、微妙な心持になったことがありますw