グリーンユニヴァーサル

オバマ氏が大統領になって僕ら建築をデザインする人間にとって何が一番大きいかと考えたら
全世界がグリーン=エコに向かって一斉に走ることが決まってしまったことだと思った。


正直僕はこのエコロジー政策が
フラフープをできるだけ回そうとするこれまでの資本主義のあり方と
全然美味く折り合いがつくように思えない。


公共工事とか戦争をするという目先の経済を回すことと
地球環境に優しくなることとは逆行する行為に思えるし
それはさておいても、環境に優しいアメ車なんて誰が乗りたいのかと思う。


もし建設とエコと経済の折り合いをつけるとするなら
森林がCO2を定着しなくなる前に伐採し
すぐにまた植林して
その材で木造建築を造っては壊し造っては壊し
廃材は完全に再利用し、そうでなければ土に返す。


みたいな方法なんじゃないかと思う。


とはいえオバマ氏の就任により
CO2の排出を監視する衛星が頭上を飛び回る中
グリーンな時代は本格的に動き始めてしまった。


そしてこれは新しい時代のユニヴァーサルな価値観だと思う。
だから当然グリーンユニヴァーサル建築5原則ってのがあり得る
・壁面緑化
太陽光発電
・家庭菜園
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・・・・・・


科学的に正論だけを言えば
植物や他の動物を今よりももっと愛で
経済の回転に全く寄与しない自給自足型の建築が
目指されていくはずだ。