ピカソとクレーの生きた時代

印象派の終わりから表現主義の最盛まで、
絵画が抽象化されていった時代の作品が集まった展覧会。
デュッセルドルフの美術館が改装中につきまとめて回ってきているというもの。


ちょっと前のピカソ展もそうだったけど、
そうすると昔に現地で見たことがあるものとか結構あって
絵を見ると同時にその絵の前に立っていたはずの昔の自分を見るような
そういう絵の見方が最近増えた気がする。


おかげでアウグスト・マッケとかマックス・ベックマンとかフランツ・マルクとかカンディンスキー
の前でばかり足を止めてしまう。


ピカソもクレーも際だって面白いのは
その膨大な数の作品の中に模索感が表れているからなんだと思う。
人間らしいってことだと思う。