都市へ仕掛ける建築 ディーナー&ディーナーの試み@オペラシティ

crz_joe2009-02-01

ドイツ語圏に留学したことのある人で知らない人はいないディナディナの展覧会。
彼らがコンペに勝つたびに学生は少しずつやる気をそがれた、そういう存在。



「私たちの思い出も、建物や街並みの一部となっていくのでしょうか?」
というキャッチコピーが秀逸。





どれが設計された建物なのか分からない、
全て同じ木でつくられた1/500-1/100の模型が並ぶ。
それを入り口でもらうパンフレットを見ながら
埋没した建物を間違い探しのように見つけたどる展覧会。
ドイツ的な正面から撮られた写真もすごくよい。


親子2代でやってきてはじめて作品としての価値がある。


というところ、現代の潮流と完全に対極的だ。
それを簡単に言い換えると


メディアとしての建築のあり方と
メディアに載るための建築のあり方


となるのだろう。


今の学生はどういう思いでこれを見るのだろうか
少し気になった。


僕の中では最近はっきりと
都市に埋没することで対比が起こる建築が
求められている。