The Pains Of Being Pure At Heart/ The Pains Of Being Pure At Heart

Pains of Being Pure at Heart

Pains of Being Pure at Heart


HMV渋谷にて発掘のUSインディーシリーズ。
近頃試聴器の前でシューゲイザーという言葉をよく目にする。
知っている人ならJesus and Mary chain とかMy Bloody Valentineとかがすぐに出てくるかもしれない80年代の後半から90年代にかけてのムーブメント。
ギターの音がとにかく歪んでいて、ギタリストがエフェクタのある足下(Shoe)を常に見つめている(gaze)ところからついたジャンル名。
Creamsodaの頃のSupercarの音とかいうと分かってもらえるかもしれない。


とにかく最近はリヴァイヴァル的な音が増えているように思う。
面白いのはリヴァイヴァルされるその前の音にまで興味が行くところだと聞いていて思った。


そして、こういうものづくりのあり方というのは優れたアーカイブのたくさんある成熟した社会だからこそできることだと思うし
そういう建築のつくり方をしたいと思う。
つくることで先人たちの知識に接続できるような、と同時に比較されることで新しさが顕著となるようなそういうつくり方だ。


ところでジャンルというのは結構曖昧なもので、音楽でも純粋に音の話もあれば、それをどういう風につくっているかもあるし、違う音でも前のバンドのジャンルをイメージ的に引き継いでしまうような場合もある。


その点最近はitunesジーニアス機能とかアマゾンのこれを買った人はこれも買っています的な分かれ方が一番的を得ているように思って、誰かこれの建築家版をつくらないかなと思ってみる。