夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫) [ 森見 登美彦 ]
妄想族のバイブル的一冊。
エンターテインメントとしても小説としても久々に面白かった。
これはある意味純文学だなあと思ってしまう。


草食とか肉食とかそういうことじゃない。
遠回りして遠回りしてまだたどり着かない。
それが楽しいんじゃないか。



分かった分かった!
社会が大人になって器用になりすぎたんだ。
マニュアル本が整備されて簡単になんでもできるようになってしまった世界。
それがみんなつまんなくなったんだ。


それでもう一度簡単に何かを手にするんじゃなくて
それを手にできないでひたすら妄想したくなったって
そういうことなんだろ多分(絶対違う)。