SKA JAMBOREE @山中湖交流プラザきらら
スカパラ主催スカフェス。
電車で富士吉田まで行き、そこから自転車で山中湖へ。
15kmくらいの道は結構だらだらと上りだったので汗だくで着いて
午前中からビール片手にScandals、Japonicansと国内のバンドに踊りまくる。
ここまでが前座扱いで、続いて主催者であるスカパラの登場。
生では初めて聞く古い曲もあったりしていきなり踊り疲れ
少し下がってビニールシートをひいて横になり
いてもたってもいられなくなると前に行って踊るみたいな参戦。
普通にビールを買うために列に並んでいると
スカパラの谷中さんとか加藤さんとかが歩いてて
サマソニとかと違って演奏側と見る側の境がすごく薄い。
手探りでイベントつくってますみたいな感じがすごくある。
思えば昔のサマソニとかもそういう感じがあって
しかも割とコアなUKロックファンの集まりみたいな感じがよかったけど
だんだんと門戸を広げていろいろな人が来るようになって
マナーの悪い人たちも増えて、ほとんど一度見たバンドの使いまわしになったのもあって
ここ数年は行かなくなってしまった。
それにしてもトリ前のseespotと大トリのNew York Ska Jazz Ensembleの巧いこと。
今まで聞いていたのは何だったのかというくらい違う。
さすがJAZZの国。どちらのバンドも全然知らないにも関わらず
あっという間に引き込まれる。
SKAがいいのはJAZZみたいにスタンダードがしっかりあって
逆に言えばもともとSKAじゃない曲でも裏打ちすればSKAになってしまうところ。
踊り狂ってもいいし聞きほれてもいいしどんな風にも楽しめる自由さ。
最後に参加したバンドのメンバーが総出でセッションを行う。
ただでさえ人数の多いスカバンドが8バンドもそろうとすごい人数。
セッションを始める前にスカパラのドラムの茂木欣一さんが
「スカバンドがなんで人数が多いかって、なるべくたくさんの人と喜びを分かち合いたいからなんだ」と言っていて
面白いこと言ったな程度に思っていたが
実際にみんなで演奏し始めると
聞いてる側も含めてすっごい幸せな感じで
ホーンがキラキラしてるってのもあるんだけど、
ほんとに言うとおりだなと思う。
楽しいって他人と何かを共有することだって
だいぶ昔に定義することに成功したのだけど
それがコアなほどマイナーなほど楽しさは増す。
幕張じゃなくてこっちにして本当によかったと思うし
来年からは夏の定番イベントになりそう。
夜は近くのペンション泊。
湖畔は合宿所だらけで朝練の声に目が覚める。