小平の家/谷尻誠 suppose design office

谷尻さんの建築を見るのは初めて。
ものすごいペースで見る人の目を引く住宅を量産していくのを見て
ずっと見たいと思っていた建築家。



面白かった。
普段割りと閉じた建築が多いという印象だったけど
角地の角にリビングを配し、建具で完全に開け放し
建物と敷地境界の間に斜めにテントを張って
庭を半外部化しリビングに取り込んでいる構成。




その反面2Fはほとんど完全に閉ざされており
北側接道の採光の問題はほとんどトップライトのみで処理されている。


思い切りがいいだけでなく
よくできているなあと思う。


だけど違和感がすごく残る。


たぶん僕は住宅はもっとうじうじしてていいんだと思ってる人で
うじうじ考えている間にできる時間的な積み重ねみたいなものを
大事にしたいと思っているので
そういうのがあまり感じられなかったからかもしれない。
きっとものすごいスピード感で設計しているんだろう。


それにしてもこういう風に街路を取り込もうとしている住宅はとても好きです。