ボトルネック/米澤穂信

ボトルネック (新潮文庫)

ボトルネック (新潮文庫)

帯にこのミステリーがすごいとあったけど
僕はこれどちらかというと純粋な青春文学だと思います。
読む人によって絶望的にもなれるし、超前向きにもなれる
とても面白い一冊だと思う。
そして村上春樹的な(運命論的な)哲学と対極的な哲学をもっており
僕はとても好き。


あまり書くとネタバレになっちゃうけど
(ていつもは断らずどんどんネタバレさせてるけどw)
僕は最近、時間というのは流れているものじゃなくて
ビッグバンみたいに増え続けているようなものだと思っていて
たとえばまっさらな雪道をどんどん雪かきしながら進んでいく
みたいなイメージがあって
いつもすこしでも道がよくなるように、
いい方向へ進むように雪かきをしていれば
歩きやすくなるし転んで怪我もせずに
たとえそこがそうだと気づかなくても素敵な場所にたどりついているものだと
最近はそんなことばかり思ってあまり悩まなくなった。
それはそれでよくないよなww