時間は実在するか/ 入不二 基義

読んでいて面白いというより時間について自分なりに考えさせられて面白い。


僕が思ったのは
時間という実在しない概念があるのは
記憶がどんどん積み重なっていくからで
そのシステムがつくりだす過去の延長に、現在や未来が俯瞰的に妄想されているだけで
実際にあるのは止まることのない穴掘りみたいなもんなんだと。
モグラのように真っ暗な中をどんどん穴掘って
後ろには道(記憶)が出来るけど、前には真っ暗な土の壁があるだけだと。
未来なんてだから妄想でしかなくて
僕らに出来るのは一生懸命穴を掘るだけなんだと。
但し穴を掘る方向は決められます。


そうじゃないですか

時間は実在するか (講談社現代新書)

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