都市のランドスケープ ドミニク・ペロー展@オペラシティアートギャラリー

crz_joe2010-12-11

今日ちょっとどみにく?ってことで土曜朝美術館。
僕がペローの好きなところはヨーロッパの建築家だけどそのデザインに手垢が見られるところ。それでいてヨーロッパらしい繊細な手垢。
手垢と言っているのが何かというとデザインされたフィニッシュをみて、どういう操作、葛藤がそこにあったかが残っているように感じられるもの。自己参照のあるデザイン。可塑性のあるデザイン。


エレガントな素材感に執着するあたりとかは隈事務所ともかなり親近感があるし、実際にかなり似てるなと思う作品もある。
ネットなんか徘徊しててもそうだけど、若手だけでなく建築界全体的にデザインが均質になってきているという気がする。
デザインから哲学が言語が失われてきてるからか。もしくはデザインと言語の短絡的な結びつきが標準化されてしまったせいか。