文化庁メディア芸術祭@国立新美術館

今年の大賞はMichel DÉCOSTERDの「Cycloïd-E」 


とにかく機械っぽさとその動きの生々しさの対比がすばらしい。
しかし圧倒的だったのはクワクボリョウタ氏の「10番目の感傷(点・線・面)」。光源を備えた鉄道模型が並べられた日用品の間を抜けてその影を壁に映し出す。見ているのは影なのにその鉄道に乗っているような気分になる。ものすごいアナログで新鮮な手法。


しかし長年見てきて思うのは、だんだん一発芸化してきているということ。奥行きが薄い。
メディ芸という通称が相応しい。