アニメと経済について
美容院でCUTのアニメ特集を読む。「あの花」の監督長井達雪、「まどマギ」の新房昭之、「あの花」と「花咲くいろは」の脚本家岡田麿里のインタビューなど豪華。今とこれからを代表するアニメーターたち。
面白かったのはアニメの世界は狭すぎて見た感想がダイレクトに返ってくるので、どうしてもそれに応えてしまいたくなるという話。映画のように漠然としたマスに投げるのとは違うと。まさにTV版エヴァンゲリオンのときの庵野秀明を思い出す。
テレビで放映されるアニメも実質的にはDVDの売上でお金を回し、ファンを固定化させている。これはとても興味深い。建築も作品ごとに写真からディテールまで集めた冊子をつくって売るシステムにできるといいのかもしれない。シングルCD的な扱いで。
となると作品集はアルバム的な扱い。アルバムごとにコンセプトが違ってきてもいい。隈さんみたいに変わる人は極端だけど、分水嶺的な作品はどの建築家にもあるだろうし、その都度好きなタイミングで作品集出せたら楽しい。ipadを利用すれば印刷する必要がなくなるからこれは実現する可能性のある話。
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