五十嵐淳展 状態の構築@ギャラリー間

crz_joe2011-05-21

特に初期の作品を見ていて、今の谷尻さんに通じる素直さを感じる。建築のアカデミズムが僕らをがんじがらめにしているのではないかと一瞬考えてしまった。


模型が大きくて木でしっかりつくられてて気合を感じる展覧会。中まで覗き込めなかったので、小さなカメラを模型に突っ込んで撮るという新しい体験をしてみた。写真を通して空間体験が補完される。模型がしっかりできているからできる所業。面白い。


相間の谷が一番好き。篠原一男っぽさを感じるからかなw 僕自身は建築デザインにおけるアカデミズムの役割として伝統の継承のようなものに一番可能性を感じている。この社会がしがらみから逃れられない構造を持っているのだとすれば、それを楽しむことにもひとつの可能性はある。