一枚岩

プロ野球のシーズンが終わり、今年も多くの選手がユニフォームを脱いだ。彼らの中にはその後も野球界やTV業界に残ることができるものもいるが、多くはそこから全く新しい第2の人生を歩むことになるのだろう。
この前krvと話していたことだけど僕らは共通認識として、建築業界にずっととどまっているつもりは無く、可能な限りでいろいろなことに手を出したい、も しくはやむを得ず手を出すんじゃないかと思っていて、そしてそのために突っ込んだ趣味のレンジを広げている。それは終わりなき日常を巧みに生きるためのひ とつの対策なのではないかと思っている。
ところでその殆どがプロになるんだという一枚岩的な社会を生きてきたプロ野球選手たちは、引退してこれからの社会をどうやってうまく切り抜けていけるだろ うか。一枚岩の社会をプロになるという夢をつかむまで勝ちつづけてきた努力とか根性は新しい社会でもモノを言うだろうか。もし自分の息子が真剣にプロ野球 選手になりたいんだって言った時に僕はちゃんと背中を押してあげれるだろうか。なんて後先考えるようになった僕はだいぶ老けてしまったようで。