弱腰美学

24年といえばちょうど僕の生まれてから今までに流れた時間とおんなじになるけど、その時間を空白と捉えて しまうと僕なんかは消えてなくなってしまう。今の段階で僕が思うのは、とりあえず5人帰ってきたことでなんか少し穏やかなムードになったのでそれを歓迎し たい。この先の建築のシンポジウムで吉村靖孝氏も「真のグローバリゼーションとは差異を認めることである」と言っていたけど、そうであるなら日本人は和を 重んじ、抜きん出ないという美徳を大事にするべきではないだろうか。少なくともアメリカのように逐一でしゃばり過ぎて痛い目を見ることは無い。外交が弱い のは日本の誇るべきことだし、北朝鮮と日本では価値観が違うのだからしょうがない。。


コミュニティ参加がデザインを変えるかという土肥さんの気の長い話の後に、同僚のKG氏がセバスチャン・ザルガドというカメラマン・ジャーナリストの展覧 会に行ったと言うのを聞いて、ジャーナリストの写真っていうのは即効性があっていいなとふと思った。即効性というのはつまり訴えるところがはっきりしてい て意味がすぐ分かるという意味で使っているが、即効性のある建築なんてあるだろうか。即効という時点で建築からは程遠い世界だけど、思いついたのはクリスト。土俵が違うか、やっぱり。

おととい見た映画のせいで、ずーっと頭の中で深田恭子が歌っている。