夏の約束/藤野千夜

夏の約束 (講談社文庫)

角田光代の東京ゲストハウスや鈴木清剛ロックンロールミシンもそうだったけど最近はこういうマイノリティコミュニティの日常生活を淡々と書くような小説がどうもはやっているらしい。そこには価値観がコミュニティ内と外で完全に反転するマイノリティ側の危うさが描かれていて確かにどれもそこそこ面白い。この話はホモが主人公なんだけど結局芥川賞取るほどではないかなあと。