エスキース4withホールデン

4回目のホールデンに僕はヴェネチアの強風をティピカルな問題として捉え如何に風をかわすように建てるか、風でヨットのセイルみたいに回転するのがいいのではないか、そうすれば風向きによってアクシデンタリーに景色が変わって、それはこの立地の周辺環境の良さを捉えているのではないかという話しをした。そしてサンマルコプラッツのカフェテーブルとか宮殿のファサードとかみたいにいろいろなものが繰り返し用いられている状態をヴェネチアのレギュレーションだとしてそのヨットセイル型の建築を5本並べて建てた。
ところが馬鹿なアシスタントがポストモダン呼ばわりするし、ホールデンはこの場所に高い建物が5本並ぶというのは機能しない、カンパニーレみたいに1本かもしくはヨットハーバーみたいに低いポストがたくさん並ぶかのどちらかなら機能するみたいな話しをするし、何だかものすごく馬鹿馬鹿しくなってもうこの人たちからは何も学ぶものがないのではないかと思った。キレた。
パートナーがいなかったらリタイアするところだけど、かわいい女の子たちとの縁が切れるのも何だし残留。最後にはこういうパワーに頼る僕。
更に携帯が壊れてかなりムカムカしていたのだけどこういうとき南ドイツのいい人に接することができたのはかなりの幸運で、僕は携帯をボーダーフォンショップのその彼に手渡していい気分になって帰ってきた。帰ってトマトとなすと挽肉のカレーをつくって食べた。友達に貰ったハンガリーの香辛料を入れ過ぎてとても辛かった。