働くロボットたち

夕方、前にBMWの研究を手伝った流れで3週間予約しないと入れない工場を見学に行った。日本でもそうなのだろうけど殆どの行程がほぼ完全に機械化されていて、何台も並んだ間接をたくさん持つロボットたちが絶妙なコンビネーションで流れてくる材料を次々と溶接させていく様が面白かった。最初に材料を置くところだけ人間の手が入っていて、僕はここで働いている人たちはいつかこのロボットが暴走して溶接されそうになったらどうしようとか少しだけ不安に思っているんじゃないかとか、夜誰もいない工場で今日の反省と明日の練習に励むロボットたちのこととか、たとえそんなことないとしてもこのロボットに「はいよ。」「おし来た。」とかかけ声だけを再生する機能をつけたらそれだけで工場がすごく楽しくなりそうだなとか、そんなことを考えていた。