猪俣邸/吉田五十八

crz_joe2006-04-16

kktk事務所のtskmtさんらを筆頭にアトリエ事務所所員で集うこと総勢15人。
行ってみると、来てるんじゃないかという気は薄々していたもののやはりいたkm事務所のmtssm。
ぞろぞろと修学旅行気分で成城学園前駅から歩く。
吉田五十八は初見だったが、伝統的な数寄屋造りなのに
そこにある時間の偏差とかそれによって感じられるキッチュさとかが一切ない。
見ていて感じるのは、古き良きをつくろうという精神でなしに
古き良きをディテールに抽象化して捉えて再構築している感じ。
あらゆる面と面の納まりが面取りされているところ
慣習的な納まりを無垢な状態にそぎ落とそうとする現代性に通じるものを感じる。


ここで一端大学の研究室に久々に顔を出して、大会論文をアップ。
夜にまた飲みの席に合流していろいろと議論を積み重ねる。
それぞれの事務所とボスの関わり方、若い世代が今何を目指しているのか
そしてその上に僕らが積み重ねられるものは一体何なのか。
などなど。