SENSWARE@スパイラルホール

日本の最新の繊維技術を使ってアート作品をつくる展覧会。原研哉がディレクター
ものすごい撥水性のある素材とか薄くて軽いオーガンジーとかフェイクファーとか
最新の繊維技術にアフォードされて、津村耕祐やナガオカケンメイ佐藤卓深澤直人といったアーティスト陣によって
作品がつくりあげられている=技術と創作のものすごく幸福な関係。


繊維から「軽さ」「薄さ」「手触り」「伸縮性」「ほつれがない」「超撥水性」など
いくつものデザインソースを言語として抜き出していて、その使い方がとても素敵。
中でもやっぱり布が軽いこととか、布の上を水が流れることに注目している方が
個人的には新鮮度が高い。
建築家からも隈研悟と坂茂が出ていたが、デザインが直接的すぎて物足りない。


傾斜させた超撥水性素材の布の上に水玉で文字をつくった原さんの作品が秀逸。