白夜行/東野圭吾

白夜行 (集英社文庫)
文庫本にして厚さ3.5cm、初東野圭吾
犯人は割とすぐに分かってしまうのでミステリーというよりは、
社会における人間の裏側の冷酷さをものすごくドライに描いた純文学ともいえる。
浦沢直樹のMONSTERにも少し近くて
比較すると背景にあるネタは少し平凡。


僕自身も歳を重ねて、世の中の表裏にも慣れてきて
特にこういう仕事をしていると自分の思うように生きようとすれば、
周りの人を犠牲にすることも、見捨ててしまうことも時々あって
そういう自分を少し反省しなさいと
南の方から言われたような思い。