講演会 伊東豊雄 幾何学が変わる、建築が変わる@建築会館

crz_joe2007-11-14

大光電機主催シリーズ。仕事を定時でふけて聞きに行く。まさかの立見。
メーカーの主催ということで講演会なのに周りがほとんど社会人で、おそらく照明関係と思われる社会人が多かったのが新鮮。今度懇親会だけナンパ目当てで行こうかな。


話はガウディのサクラダファミリアから始まって、自然のような建築をつくりたいという直球勝負。面白かったのは最近うねうねしすぎて平面図とか断面図がコミュニケーションツールとしてあまり意味をなさなくなってきているという話。結局何でコミュニケートしてるかは曖昧になっちゃったけど、所員はさぞかし大変なんだろうと思った。。
肝心の幾何学が出てくるのは、従来のような平面とか立面のスタディにおいてではなく、漠然としたアイデアを構造のシステムに置き換えるときで、そこに構造的な合理性が求められるからかろうじて幾何学が必要になるみたい。
伊東さんは僕の中で建築を動かしたい人ってことになっているんだけど、プロジェクトごとにつくられたCGムービーの中でにょきにょきと構造体が立ち上がっている様子を見て、間違いないと確信した。


コンピュータライゼーションが建築に与える影響の思考的な部分ではなく実質的な部分を目の当たりにして、ちょっと取り残されている感じを受けたので、あわてて10+1の「アルゴリズム的思考と建築」を買った。久しぶり。