四畳半神話体系/森見登美彦

四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)

この人は適当さと一貫性のバランスが絶妙だと思う。
読んでる側が飽きた頃を見計らって話はものすごく適当さにシフトし
その適当さが全ての一貫性を担っているというそういう話の構成。
小説って実は一見一貫性をもったように見える社会のその一貫性を疑うためにあって、それを覆す適当さ、曖昧さのデザインということでしかないのかもしれない。
村上春樹森見登美彦伊坂幸太郎森博嗣
なんとなくこんな図式。