大喜利猿 小林賢太郎升野英知@九段会館

crz_joe2009-07-12

初生賢。
生贄みたいに見えるな。


分かりやすく言うとひとりごっつの二人版みたいな感じの即興ライブ。


出だし。
前回の大阪公演でお互いが着たくないと思うTシャツをデザインしてくださいというお題が出ました。
共通解として二人が着てきたTシャツにはひとこと


シュール芸


爆笑。


お題に対してフリップに即興で(いくつかは仕込んであるんだろうけど)
文字や絵を書いていく。
二人とも相当画がうまい。
小林さんは漫画も書いていることもあって少しかわいい感じなんだけど
升野さんは画もシュールw


いざ始まってみるとコバケンも面白いのだが予想以上に升野さんがノリノリでよかった。
ああ。この人本当にこういう根暗な笑いが好きなんだなあ。
最初のお題が
「最近巷で話題のマッチョにはゴリマッチョ、細マッチョ以外にもいろいろあるそうですね。どんなものがあるか教えてください。」


升野さんはフリップの真ん中に小さく人を書いて
「遠マッチョ」


マッチョの前につくべき言葉の構造をいきなりすんごいふり幅で壊したw
わ。すげーなと思いながら爆笑していると
升野さんも自分でツボに入って笑っている。
そういう感じに一瞬で好きになる。




面白かったのはこういうお題
イカを食べるなど食べ物で涼をとる方法には他にどんなものがあるか教えてください。


最初の方は冷凍マグロをかぶるシュールな絵とか王道のボケをかぶせていくのだが
会場がすっかり暖まったところで升野さんが


「クーラーのよく効いた部屋に菓子折りを持って遊びに行く」


と至極真っ当な回答を出してきて爆笑をさらう。


一本目にこれを持ってこられても笑いにするのは高度すぎるけど
この順番だと面白い。
まさにレイアウトの妙だなと思った。


見ていて小林さんはそういうところにものすごくこだわっているのが良く分かる。
まあラーメンズ本公演の脚本を見てても分かるけど
入場の際に一人一冊配られた「大喜利猿 北海道」を見ていても
再構成されているその笑いのレイアウトが絶妙。
そのレイアウトにこだわりたい人だからこそテレビには出ないんだろう。


笑い疲れた。。