可塑性のあるデザイン

最近ほぼひとりで42万?の再開発を担当している。
マスタープランができたら協力している組織設計会社と共同作業になるのだが
いずれ共同作業になること、敷地がノーコンテクストだということもあって
かなりダイアグラム的なデザインの、設計システムのしっかりした建築になった。


こういうとき最近僕が考えるのはいかに可塑性のあるデザインをつくれるか、ということ。
可塑性のあるデザインというのは
いろいろな条件の変化や多くの人の意見にさらされることによって
デザインの骨格を保ちながらも徐々に形を変えることができるデザインのことだ。
そうしたものを目指す大きな理由のひとつは、デザインにかかった時間をデザインに定着させたいからであり
なるべく多くの人を巻き込んで楽しくなりたいから。


図面を引いていて自分も設計システムの一部になったようになるときがある。
機械の体を手に入れた気分になる。