まよいのデザイン

形式の強い建築をいろいろと操作しているうち
形式がだんだんと崩れてきて
ああなんかようやくこいつを愛せるようになってきたと思うw


形式と形式からの逸脱が同時に立ち表れているデザインが好きなのでこの住宅が好きだと前のボスに言ったことをそのときふと思い出した。


ちょっと前に思っていたのは
なんでそういう風に決めたのかとか
アルゴリズムをどこで止めるのかみたいな質問に対して
それを揺ぎ無く決定できるほど僕はすごい人間じゃないし
迷ってブレるから手を動かしてそれで自分の納得できるところで止めたのだと
正直に言ってしまってもいいじゃないかということ


そういうことを総合的に考えながら思ったのは
デザインの選択岐路として
それまでの手法に対してそれを強調するような方法とあえてスカして外す方法とあって
僕は今までそれを強調しない方向のデザイン選択に対して
常に疑問視する立場にいたけど
あああれは「まよいの表現」なんだとふと思って
それなら共感できるかもしれない。