写真と写真の間の建築

crz_joe2009-10-26

このサイトを見ていて今日思ったこと。
http://ultimasreportagens.com/ultimas/index.html


ひとつの建築で100枚近く写真があると
当然似たようなアングルもあってそれが非常に冗長的なのだが
そうして見せられていく写真と写真の間に空気みたいなものを感じて
それは連続写真(=動画)として見せられるよりも
ダイレクトに脳に響いてくるなと思った。
建築にまとわりついている空気感まで感じられる気がする。


きっと脳が勝手に写真と写真の間にある時間的な奥行きを捏造する行為が
実際に建築を体験する行為に近いのじゃないか。
動画で汚い画を見せられるよりいいです。


1、2枚いい写真が撮れればいい建築という考え方もあるけど
それよりは100枚くらいどうでもいい写真を並べた挙句に見えてくる
その建築のよさを目指したいかな。
もちろんそのよさのためにはその細かい所の空気感をいかにコントロールできるか
が大事になってくるけれど
そこに最近の僕は興味があるらしいと
映画を見るたびに思う。