メディア芸術祭@新国立美術館

crz_joe2010-02-07

ことしもやってきましたメディ芸。
ふと本棚を見ると作品集が6冊あるので7回目です。
今年は漫画部門が充実していて生原稿があって楽しかった。
愛してる漫画の生の原稿を見れるのはテンションあがります。
五十嵐大介とかこうの史代は水彩の着色がすごいきれいで。。


毎年見ているとメディア芸術は視覚と触覚とか
地図と映像とか二つ以上の別のものをつなぎ合わせることによって
芸術性を獲得されているのだけど
今年あたりはさすがに巧みな作品が多くて
正直質が落ちたんじゃないかと思いました。


それでも大賞は毎年記憶にこって
今年はDavid BOWENさんのgrowth modeling device
タマネギの芽の成長をレーザー加工で模型をつくる機械が
模写してつくりあげるというもの。
生物が形をつくりあげるための時間と
機械がそれを模写してつくりあげる時間のギャップがすごく生々しい。


しかもできあがったものが妙にタマネギ本体っぽい質感で妙だ。


もうひとつ記憶に残ったのはちゃんと見れなかった映像部門の大賞「日々の音色」
前フリからの展開がとてもよくできていて
現代社会をとてもよく切り取っている。